ブルースアドリブ・レッスン レベル1

『なんともいえない、満足感がありました。』

お名前 Ms. MM 年齢  51
学校 / ご職業   お住まい  東村山市
受講レッスン ブルースプログラム 専攻   A.S. 
音楽歴、音楽活動等  30 年 

32h Blues Program 修了アンケート
プログラムの目的:Bluesから入るImprovisation

01)このプログラムは、
それぞれの音をひとつずつ独立して心から(soul)奏でられる様になる様に計画的に工夫されています。
第一印象は如何でたでしょうか?

 最初は、歌うことへの恥ずかしさのようなものがありましたが、2~3回目くらいから、
恥は捨てて、
=soulは自分をさらけ出した心なので、「恥じらう?」ありえません。
 周りの事はどうでも良いのです、自分の心に唄うことの必然があると心=soulが音の化身になれます。


自分の心と向き合いながら歌うトレーニングに慣れていったように思います。
=はい。このプログラムは心が解放される環境を大切にしてその行方を見守る役目があります。


また、いつも当たり前に吹いている音が、実は独立して使えていなかったということが分かり、
ショックを受けました。
=楽器の助けを借りて音楽が出来ていると思っていたのでしょうね、楽器の助けを借りなくても唄えてこそ本物です。


しかしそれを知ったことが、原動力になったと思います。
=はい。実を持って実感できる様にプログラムが仕組まれています。


02)ブルースフォーマットで
   ご自身の
soul をひとつずつ引き出して行きました。
   如何でしたでしょうか?

soulの本当の意味を体で感じるまでには、少し時間がかかりました。
=人間社会に対する防衛本能で閉ざされた心が安心して解放されるまでに時間が掛かります。
これもプログラムの必要回数に含まれています。


ただ、歌っているだけでは、OKが出ない。それはなぜだろうと考えてみる。
=音階を正しく唄えただけでは、人の心に響きません。
言い換えれば、ピッチを正しく歌おうと思えば思う程、自分の心を歌う音楽から遠ざかります。


その音への思いが足りないから。ひとつひとつの音と自分の思いを照らし合わせてみる、
とても奥が深く、自分を見つめるような、不思議な体験でした。
=ご自身の人生経験の分だけの深さがあります。
その人生経験の深さを音にする。それが「Bluesから入るインプロ」の目的です。
当然、発音、イントネーションや音色がフレーズごとに深みを帯びます。


自分がその音に、強い思いを持って歌ったときには、そして録音を聴きなおしてもそういうふうに聴こえたときは、
なんともいえない、満足感がありました。
=はい。「自分が音楽出来た事の至福感」だと思います。
人の真似や周りの事を気にしている段では味わえない真の音楽を知ります。


03)結局、soul とは自分にとって何でしたか?
自分の人生で培ってきた経験、感情、精神
=はい。歴代の音楽家が異口同音にいう名言のひとつ、
「もっと音楽と違う色々な経験を積みなさい。文学、絵画、演劇、自然、恋愛、
など、喜びや悲しみ、夢や挫折、いろいろな事を深く経験しなさい。
それが芸術家になる為には必要なのです。」


04)soul がないままに吹いたプレーと、
soul で吹いた時の違いはありましたか?
soulがないままに吹くと、のっぺらぼう。ただ音を並べただけ。録音を聴きなおしても、つまらなかったです。
=はい。ほとんどのジャズ愛好家がそうですね、人やパターンやスタイルを真似て吹くと、
「自分」がいないので、演奏が無表情になります。

soulで吹いた時は、飽きのこない、いつまでも聴いていたいフレーズでした。
=はい。激変しましたね、祝!!!
ストーリー性のない無表情だったソロが一変して
深みのある味わい深いソロに、まるで別人でした。祝!!!
心から自分の思いsoul が音の化身になり奏でると、
人々はその繊細な心情表現に魅了されて、いつまでも聴いていたくなります。



05)プログラム中でのプレー録音では
   とても奥深く心に染みる名演奏が数多く収録されました。祝!!!
   ご自身が音の化身として録音された訳で、
まさにアルバム永久保存版です!祝。

   ここまでに至る何かエピソードがありましたらお教えください。

トライ&エラー、アドバイス、再度トライ。
その中での気づきが、とても身に染みるものでした。
=心を素直に向き合って頂けたから出来た成果です。祝!
言い換えれば自分の心に素直になれない人は、ただの音の羅列で終わります。


うまく歌おうとか、かっこよく見せようとか、そういった不純な思いがあると、
味わいのない音数だけのフレーズになり、すぐに見破られました。
=はい。Soul=心は自分そのもの。何をやってもそれが真実なので、
上手くても下手でも、そのエネルギーで聴く人を魅了する事が出来ます。
人間、かっこいい時もあれば、かっこ悪い時もあります。それも真実です。
そのどちらでも、自分のsoul だけで唄える人を出来ない人が見ると
かっこよく見えます。
既にある名演奏を真似て気張らない様に。結局、真実ではないので失敗します。


それよりも、本当の自分は、この音にどんな思いを込めたいのか、
この思いを、どの音で表現したいのか、自分の殻に閉じこもって、
=はい。ある意味、無から有を生むクリエーターは自分ありき。独りです。
独りに徹する事を快感に夢中になれる人が真のアーティストだと思います。


自分とよく向き合い、音を選びながらフレーズを紡いでいく、そういった行為が大切だと気付いていきました。
=はい。自分は何をしたいのか?自分の心をいつも感じながら吹くと、
余計な価値の無いフレーズが消されて行きます。



06)Bluesはもとより、不特定多数の楽曲において、
その全ての状況に対応出来る様に、楽器には頼らず、
心(soul)から湧き出でる音感が根付く事を最優先とする事が特徴です。

   如何でしたでしょうか?

自分の中の思いや感情を表現することを、まずは楽器を使わずに、歌うことでトレーニングすることは、
楽器のストレスなしにダイレクトに出せるので、効率的な方法だと思いました。
=はい。冒頭にもお話しした様に、
多くの方が楽器の助けを借りて、又、楽器ゆえの指癖が幸いして音楽出来たと思っています。
が、もしも、楽器が無かったとしたら、どうでしょう?
そこで何も音楽が浮かばないし唄えないとしたら、
そこで初めて自分の心で唄っていなかった事が判ります。


楽器で表現するには、歌うよりも何倍もの表現力や楽器のテクニックも必要です。 
これからも、楽器で吹く前に、まずは歌ってみる、というところから始めたいと思っています。
=心で唄えた時の様に、そのまま楽器で唄えるかというと、そこにはギャップがあり、
楽器を使わずに唄えた時のエネルギーよりも、
楽器で音を出す為に物理的に沢山のエネルギーを消耗します。、
大げさに唄うエネルギー程度で楽器を吹くと、
楽器にエネルギーが吸収されてしまう分、丁度よい表現になります。

つまり、自分が唄えた通りに、そのまま楽器でそれを表現するには
マインドは基より、
空気の流れや空圧エネルギーを管理する俊敏なテクニックが必要になります。

言い換えれば、soul(心)で唄えずして楽器で吹くなど、
それは 音だけ出る無表情な、
言葉を借りると「のっぺらぼうな演奏」になるのは当たり前な訳です。


07)他、楽しかった事や発見した事など、何かエピソードがありましたらお聞かせ下さい。

私がなかなかイメージしにくかった音を、
沢村さんが、道具を作ってビジュアル的に説明をしてくださったことが印象的でした。 
(緊張感のある音を使ったフレーズの動きの説明等)さすがアーティストだなあと思いました。
=目でその現象を観察したり生理的に共感が得られる何かを工夫して作ります。
あのデモンストレーションは日常、誰もが体感経験のある事ですが、
それと音楽がどういう関係があるのか?に気付いていない。
アーティストは常に日常の生活と音が一緒なので体感として音を捉えています。


あと、ゴスペルの説明。 フレーズを紡ぎながら、シーンを切り替えていくときに、
なかなか難しいところがありましが、ゴスペルの語り部の説明で、
あ~そういうことか・・・と納得し、気持ちが楽になりました。
=ゴスペルは自分の身に起きた事をさらけ出す事で解放される。語りべなのです。
それがフレーズの源になります。


08)パターンやフレーズのコピーではなく、
自分から湧き出でるsoulful なブルースの演奏が苦手な方は沢山いらっしゃると思います。
開発者の私も含めてこのプログラムのお蔭で

   その真髄たるブルースのセンスを得られる様になった事はとても歓迎すべき事と思います。
   HPを閲覧されている皆様にメッセージがありましたら是非お願い致します。


このプログラム名を最初に聞いたときは、
ブルースという音楽(形式的な意味で)を勉強するんだろうな、と思っていましたが
実際は、ブルースというフォーマットを使って、自分に向き合いそれを音で表現する、
演奏者、ソリストとしているために、 大切なことを教えてもらいました。
=はい。ブルースはもちろんの事、
不特定多数のありとあらゆる音楽でアドリブを心からsoulで吹ける様になる為のプログラムです。
その為にブルースフォーマットは12音全てが使える、とても使い勝手がよく、
その効果に自身驚いています。


音楽の神髄に、このプログラムで触れることができると思います。
=自分の心(soul)と音との結びつきが具体的に良く解ります。


最近スランプ気味、やる気がでない、コピーやパターン練習で、しっくりこない、
モチベーションが下がってしまったという方は、 ぜひ体験されるといいと思います。
=このプログラムは「自分ありき」音楽する必然を感じ取れる様に工夫してありますので、
自然にモチベーションが上がる様に工夫されています。
自分の心に素直になれる方はこの様に成功するプログラムです。

貴重なアンケートメールをどうも有り難うございました。沢村満